天候:晴れ(予選/決勝)
路面:ドライ(予選/決勝)
コース全長:3.704256km
レース距離:135周(500.07456km)
出走台数:33台
■ST2クラス■
#13:ENDLESS ADVAN CS-]
峰尾 恭輔/山田 英二
予選:総合10位/クラス4位
決勝:リタイヤ
シリーズランキング:5位(64pt.)
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#37:シーケンシャルエンドレスアドバンランサー
和田 久/砂子 塾長/HINOKI
予選:総合 9位/クラス4位
決勝:総合10位/クラス5位
シリーズランキング:1位(89pt.)
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#41:CENOTE SOUEISYA EVO]
畠山 陽一/下垣 和也/東 英喜
予選:総合24位/クラス10位
決勝:総合23位/クラス 8位
シリーズランキング:10位(14pt.)
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■ST3クラス■
#113:UNT-Racing☆ings Z
伊橋 勲/堤 明彦
予選:総合20位/クラス5位
決勝:総合15位/クラス4位
シリーズランキング:5位(73pt.)
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#333:エクセディH.I.S.イングスZ
前嶋 秀司/佐々木 雅弘
予選:総合17位/クラス3位
決勝:総合13位/クラス3位
シリーズランキング:1位(141pt.)
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#777:屏風浦工業ニューテック-Z
福山 英朗/DRAGON/吉田 基良
予選:総合22位/クラス7位
決勝:総合19位/クラス7位
シリーズランキング:8位(20pt.)
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■ST4クラス■
#18:FUNKY'S コスモソニックFK ings DC5
浅野 武夫/笠原 智行/水書 健司
予選:総合31位/クラス6位
決勝:総合25位/クラス4位
シリーズランキング:5位(47pt.)
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#22:MTO tri-Ace CIVIC
石川 朗/五反田 義治/北山 浩
予選:総合34位/クラス9位
決勝:総合29位/クラス8位
シリーズランキング:7位(34pt.)
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#51:AGY ings インテグラ
井尻 薫/黒木 英春/黒木 健次
予選:総合26位/クラス1位
決勝:総合21位/クラス1位
シリーズランキング:1位(140pt.)
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【練習走行】
2008年のスーパー耐久シリーズもいよいよ最終章を迎える。金曜日はいつものように練習走行日というスケジュール。
ツインリンクもてぎは澄み渡った秋晴れの空が広がり、11月中旬としては暖かく感じるほどの気温。
この日はオーバルコース1回、ロードコース3回の練習走行セッションが実施された。
上位5台によるタイトル争いが繰り広げられているST2クラス。
前回の菅生ラウンドよりN-SPECフロントバンパーを装着したENDLESS ADVAN CS-]が総合でクラス2番手のタイム。
タイトル獲得に向け仕上がりは良さそうだ。
逆にタイトル最有力候補のシーケンシャルエンドレスアドバンランサーはクラス5番手に留まる。
CENOTE SOUEISYA EVO]は徐々にタイムアップを果たしていったがまだマシン仕上がっていないようでクラス10位と下位に沈む。
ST3クラスは既にチャンピオンを獲得しているエクセディH.I.S.イングスZがクラス2番手。
しかしトラブルのため3回目のセッションは計測できず。明日の予選に不安を残す事となった。
UNT-Racing☆ings Zはクラス4番手、屏風浦工業ニューテック-Zは7番手で練習走行を終了した。
今回最も参加台数の多いST4クラスでは、チャンピオンに向けて王手をかけているAGY ings インテグラが総合ではクラストップタイムをマークした。
FUNKY'S コスモソニックFKingsDC5はクラス6番手、MTO tri-Ace CIVICはクラス10番手でこの日の走行を終了した。
【予選】
今回のスーパー耐久シリーズは日曜日にオーバルコースで非選手権のレースを行うため、土曜日に予選、決勝を行うワンデイイベントとして開催された。
9時05分より開催されたAドライバー予選、ST2クラスはENDLESS ADVAN CS-] 峰尾選手がクラス2番手のタイムをマーク。
シーケンシャルエンドレスアドバンランサー 和田選手は逆にラップタイムが伸びずクラス6番手タイムにとどまる。
CENOTE SOUEISYA EVO]は畠山選手がアタックするもクラス11位タイムにとどまった。
続いてST3クラスはエクセディH.I.S.イングスZ 前嶋選手がクラス3番手、UNT-Racing☆ings Z 伊橋選手が僅差でクラス4番手タイムをマーク。
屏風浦工業ニューテック-Z 福山選手はクラス6番手のタイムにとどまった。
ST4クラスではAGY ings インテグラ 井尻選手がインテグラ(#31)を僅か0.135秒上回りクラストップタイム。
FUNKY'S コスモソニックFKingsDC5 浅野選手がクラス4番手と好調な滑り出し。MTO tri-Ace CIVIC 石川選手がクラス8番手タイムをマークした。
続いて行われたBドライバー予選。
ST2クラスは今回のレースで引退するシーケンシャルエンドレスアドバンランサー 砂子選手がクラス3番手タイムをマーク。
逆にENDLESS ADVAN CS-]の山田選手がクラス7番手にとどまる。
CENOTE SOUEISYA EVO]も下垣選手がアタックするがクラス10番手のタイムで予選を終了した。
ST3クラスはエクセディH.I.S.イングスZ 佐々木選手はアクセルペダル関係のトラブルもありクラス5番手。
UNT-Racing☆ings Z 堤選手はクラス6番手、屏風浦工業ニューテック-Z DRAGON選手が7番手という結果。
ST4クラスはAGY ings インテグラ 黒木英春選手がトップタイムをマークしクラスポール獲得を確実なものにした。
FUNKY'S コスモソニックFKingsDC5 笠原選手がクラス8位、MTO tri-Ace CIVIC 五反田選手が10番手というBドライバー予選結果。
これで予選順位が決定。ENDLESS ADVAN CS-]がクラス3番手、総合8番グリッドを獲得。
同じくシーケンシャルエンドレスアドバンランサーがそのすぐ後9番グリッドからのスタートなった。
シーケンシャルエンドレスアドバンランサーはこの時点でタイトル獲得条件はクラス4位フィニッシュ。
少なくともこのポジションをキープしたままフィニッシュしたいところだろう。
CENOTE SOUEISYA EVO]は後方24番グリッドからのスタートという位置。
若干トラブルに見舞われながらもエクセディH.I.S.イングスZがクラス3番手となる17番グリッドを獲得。
UNT-Racing☆ings Zは合計タイムをRX-7(#14)に僅差で逆転されてしまい20番グリッドからのスタート。
屏風浦工業ニューテック-Zは22番グリッドを獲得した。
AGY ings インテグラは文句なしのクラスポールとなる26番グリッド獲得。王座獲得にまた一歩近づいた。
FUNKY'S コスモソニックFKingsDC5が31番グリッド、MTO tri-Ace CIVICが34番グリッドからの追い上げを図る。
ドライバー予選後に行われたCドライバー予選。
シーケンシャルエンドレスアドバンランサーのHINOKI選手は総合7番手のタイムで予選通過。
CENOTE SOUEISYA EVO]の東選手も15番手で基準タイムをクリア。
AGY ings インテグラの黒木健次選手はクラス2位のMTO tri-Ace CIVIC 北山選手を3.5秒突き放す圧倒的タイムで予選通過。
FUNKY'S コスモソニックFKingsDC5の水書選手も22番手で予選を通過した。
【決勝】
予選が終了して間もない11時58分、総勢39台のマシンによって2008年シリーズ最後の決勝レースがスタートした。
ST2クラスはシーケンシャルエンドレスアドバンランサーは終盤までクラス4位を走行。確実にチャンピオンまでの歩みを進めていった。
しかし最後にランサー(#26)にかわされ5位でフィニッシュとなってしまったが、タイトル争いをするランサー(#6)がクラス2位でフィニッシュとなったため、2008年ST2クラスのチャンピオンを獲得する事となった。
ENDLESS ADVAN CS-]は序盤のうちにトラブルでリタイヤ、CENOTE SOUEISYA EVO]はクラス8位完走とingsエアロ装着の2台のランサーエボ]は実力を発揮できなかった。
ST3クラスではエクセディH.I.S.イングスZが序盤から発生したミッショントラブルでペースが上がらず、佐々木選手はマシンを労わりながらのドライブを強いられる。
前嶋選手に代わってからもトラブルを抱えたミッションはより深刻な状態となったが、前嶋選手の慎重かつ大胆なドライビングもあって3位フィニッシュ。
これでシリーズ全戦にわたり表彰台を獲得し、チャンピオンチームの貫禄を見せ付けた。
UNT-Racing☆ings Zも序盤にスピンする場面もあったが堤選手は予定集回数をこなし伊橋選手にバトンタッチ。
しかし伊橋選手がピットアウト後に無線で『オイルが噴き出して前が見えない!パワステも効かなくてステアリングが重い!』と叫ぶ。
重いステアリング、遮られた前方視界。ドライブが非常に困難な状況にも関わらず2分7秒台のラップで周回を重ねる伊橋選手。
クラストップと同一周回のクラス4位フィニッシュ、マシンからおりた伊橋選手の疲労困憊の様子がドライブ中の苦労を物語っていた。
このトラブルはパワーステアリングのオイルラインの一部にクラックが入っており、そこからオイルが拭きだしたとの事だった。
今回吉田選手⇒DRAGON選手⇒福山選手というローテーションで挑んだ屏風浦工業ニューテック-Zはクラス7位で完走。スーパー耐久シリーズの初年度シーズンを終えた。
ST4クラスはAGY ings インテグラも義務化されている2回のストップのうち1回をエンジン停止のみという『タッチアンドゴー』で消化しロスタイムを最小限にとどめる事に成功。
井尻選手と黒木英春選手のドライブでこのレースを完全に支配し優勝。完璧な形でST4クラスチャンピオンを獲得した。
FUNKY'S コスモソニックFKingsDC5表彰台には届かなかったもののクラス4位でフィニッシュ。MTO tri-Ace CIVICはクラス8位で完走した。
これで前回の菅生でチャンピオンを獲得したエクセディH.I.S.イングスZも含め、ings装着車が参戦する全てのクラスでチャンピオン獲得するという快挙を成し遂げた。
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